エクセルマクロの実行方法

今回の目標

  • マクロを実行できるようになる

説明

事前準備

実行とは、マクロ(プログラム)を起動させることです。
「Sub ファンクション名」から処理がスタートし、上から順に「End Sub」までプログラムが動作します。
今回下記のサンプルプログラムを用意しましたので、VBEへコピー&ペーストしてください。

Sub MainActtion()
    MsgBox "プログラムが動作しました。"
End Sub

※詳細は次章以降に解説しますが「MsgBox "プログラムが動作しました。"」はポップアップを表示するプログラムです。

プログラムの実行方法は何種類かありますので、使用頻度が高い順に説明していきます。

共通事項

実行するには、基本的にこの操作が必要になります。
キャレットをプロシージャ内に移動してください。
プロシージャ内ならどこにキャレットを移動させても大丈夫です。
なお、キャレットとは文字入力カーソルの点滅している縦線のことです。
キャレットとプロシージャの画像
下図のようにプロシージャ内なら、どこでも良いのです。
キャレットを移動できたら、次へ進んでください。
キャレットをプロシージャ内へ移動させた

ショートカットキーによる実行

共通事項にあるとおり、ファンクション内にキャレットを移動させてください。
次に、F5ボタンを押下することで、実行することができます。
プログラムが実行されると下記のポップアップが表示されます。
実行成功画像
失敗すると下記ポップアップが表示されます。
実行マクロ選択画面
これは共通事項のキャレットの移動に失敗しています。
キャレットをプロシージャ内に移動させてから実行してください。
なお、ポップアップの右上にある「実行」をクリックすると実行することができますが、今後のことを考えると勧められません。

標準バーによる実行ボタンから実行

共通事項にあるとおり、ファンクション内にキャレットを移動させてください。
次に、下図のバーの「」を押下すると実行できます。

このバーが表示されていない場合は、次の手順で表示させてください。

  1. メニューバー「表示(V)」をクリックする

  2. 「ツールバー(T)」をクリックする

  3. 「標準」をクリックする

標準バーによる実行ボタンから実行

メニューバーから実行

共通事項にあるとおり、ファンクション内にキャレットを移動させてください。
次に、下記の手順で表示させてください。

  1. メニューバー「実行(R)」 をクリック

  2. Sub/ユーザー フォームの実行 をクリック

メニューバーから実行方法

確認テスト

次の問いに答えなさい。

  1. Microsoft Visual Basic for Application において、
    下記画像を表示させず、実行するには何をどこへ移動させる必要があるか。

    実行マクロ選択画面

    【解答】

    キャレットプロシージャ内へ移動させる必要があります。

    【解説】

    先の画像から実行ボタンをクリックすることで実行できますが、
    プロシージャを複数作成するとどれにするかわかりにくくなります。
    極端な例ですが、下記のようにプロシージャを複数作成したとします。
    複数のサブプロシージャの画像
    この時、キャレットがプロシージャ外にある状態で実行すると、
    下図のようになります。
    複数のサブプロシージャの実行マクロ選択画面
    この時、間違ったマクロ名を選択すると正しい結果を得られません。
    これを防ぐためにも、実行前にキャレットを実行させたいプロシージャ内に移動させておきましょう。

  2. Microsoft Visual Basic for Application における、
    プログラム実行のショートカットキーを答えよ。

    【解答】

    F5

    【解説】

    [Ctrl]と[F5]キーの同時押しではなく、[F5]キーです。

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